平均電気軸をもっと簡単に

早速ですが皆さんは心電図ででる平均電気軸をどのように解いていますか?

 

学校の授業や教科書では心電図波形のⅠ・Ⅱ・Ⅲ誘導とアイントーベンの三角形を用いて出していますよね?

 

 

このような感じでやっているかともいます。

 

しかし、試験の時に思いませんか?

「正確に角度だすのにマスもないし何度ってもわからないよ・・・」と

 

では試験の時にどのように出せばいいのか。

簡単かつ短時間で回答ができるようになるのをお伝えしたいと思います。

 

早速問題です。

ソース画像を表示

まず見てほしいのがⅠとaVf誘導です。

Ⅰは(+3)、aVfは(+7)になることがわかりますか?

次にアイントーベンの三角形を書きます

 

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Ⅰが(+)の時は円の向かって右側の-90~90度

aVfが(+)の時は円の下側0~180度

と覚えておいてください。

 

なので問題から Ⅰは(+3)、aVfは(+7) となるために

電気軸は 0~90となります。

 

もう少し詳しく知りたいという方!! 皆さん高校数学のtanΘ覚えていますか?

忘れてますよね。。。

復習しましょう

 

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思い出せ!! 高校数学

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この表のtanΘを用いるよ

ここから管理人はある公式を編み出しました!!

平均電気軸=tan(aVf/Ⅰ)マイナス1乗

 

という公式です。

実際に皆さんは角度0~60度の値とaVf/Ⅰをすれば大丈夫!!

ルートがつくとわからないですよねwww

なので

0度:aVf/Ⅰ=0

30度:aVf/Ⅰ=0.5

45度:aVf/Ⅰ=1

60度:aVf/Ⅰ=1.5

を覚えてください

 

問題に戻ります

Ⅰは(3)、aVfは(+7)なので

平均電気軸=tan(aVf/Ⅰ)=7/3=2.3

60度の1.5より大きいので60~90度の電気軸ですね

 

 

実際もしかしたらこの問題ではわかりにくかったかもしれません。

ぜひお手持ちの問題でやってみてください